1.植栽の管理
植付けには、10.5cmポット苗が適しています。
また、ポットのまま植えつける場合は、角形で容量の大きいポットが適しています。
(植栽ポットに収まる容量600cc程度が最適)
【4月中旬から10月中旬】
ペチュニア・カリブラコア・インパチェンス・アメリカンブルー・バーベナ・ベゴニア・
ジニア・ニチニチソウ・メランポジューム など
【10月中旬から4月中旬】
パンジー、ビオラ、スイートアリッサム など
2.花殻摘み
必要により適宜行います。 枯れた花をそのままにしてお<と病気の原因になります。
また、結実しないように子房ごと摘み取ります。
子房を残しておくと、種子に養分がいき、花つきが悪くなります。
3.切り戻し
立ち性の植物は植栽した上の段のポットの上縁を目安に、ほふく性の植物は植栽した
下の段のポットの上縁を目安に切り戻しなどの管理を行つてください。
また植物は上から見ると円状に成長しますので、 日の当たらないポットの奥(タンク)側
は成長せずにやがて枯れてしまいますので、 半円状に切ると良いでしょう。
4.回転
日照の不足などにより成長のばらつきを避けるため、
適宣、植付場所を回転します。
5.灌水・給水 (200リ ットル)について
春【3月中旬頃から梅雨明け頃まで】
秋【冬花(10月中旬)に切り替える頃から11月下旬まで】
・午前10時から2分間・ 午後5時から2分間
・3週間毎に給水
夏 【梅雨明け頃から冬花(10月中旬)に切り替える頃まで】
・午前8時から2分間・午後1時から2分間・午後6時から2分間
・2週間毎に給水
冬 【11月下旬頃から3月中旬頃まで】
・午後1時から3分間
・4週間毎に給水
6.肥料について
固形肥料:
置き肥として固形肥料をご使用になる場合、株元から離してタンク寄りに置いてください。
また、 使用量などはご使用になる肥料の使用方法に従つて<ださい。
水溶性肥料:
タンクヘの給水時に、適量を溶かして使用します。実証試験では水溶性肥料(窒素150
りん酸15・加里15・苦土1・石灰5・ホウ素0.1・マンガン0.1・鉄0.2)をメーカー
推奨500~1000倍希釈を2000倍で希釈して使用しています。
*水溶性肥料を使用する場合、 ポンプフィルターや ドリッパーに目詰まりが発生しますので、
こまめなメンテすンスが必要となります。
*平成29∼ 31年度に行った、 葛飾区と東京都立農産高等学校の実証試験を参考に作成して
います。